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遺品整理

遺品整理のトラブル事例と防ぎ方。追加請求・キャンセル料・形見の処分

11月4日更新約5分で読めます

このテーマのまとめ遺品整理

遺品整理は、多くの人にとって一生に何度もない頼みごとです。慣れていないうえに、悲しみの中で急いで決めることも多く、業者との間で思わぬトラブルが起きることがあります。この記事では、国民生活センターに寄せられた相談をもとに、よくあるトラブルと防ぎ方、起きてしまったときの相談先をまとめました。家族の間で起きやすい揉めごとにも触れます。

先に結論
  • 遺品整理のトラブルで多いのは、追加請求、キャンセル料、残してほしい物の処分
  • 防ぐには、複数の見積もり、内訳と追加料金の条件の確認、残す物の区分けが基本
  • 困ったら消費者ホットライン188へ。訪問買取にはクーリング・オフの決まりもある
目次
  1. 遺品整理のトラブルは増えている
  2. 業者との間で起きやすいトラブル
  3. 契約の前に確かめること
  4. 無許可の回収と訪問買取に気をつける
  5. 家族の間で起きやすい揉めごと
  6. トラブルが起きたときの相談先

遺品整理のトラブルは増えている

国民生活センターが2018年に公表した資料では、全国の消費生活センターなどに寄せられた遺品整理サービスの相談は、2013年度が73件、2017年度が105件でした。

年度相談件数
2013年度73件
2014年度109件
2015年度90件
2016年度114件
2017年度105件

数字は相談として届いたものだけで、実際に困った人はもっと多いと考えられます。

関連記事遺品整理の費用と進め方。いつ始めるか、自分でか業者か、売れる物まで

業者との間で起きやすいトラブル

トラブル国民生活センターに寄せられた相談の例防ぎ方
急かされて契約見積もりのときに急かされて契約したが、作業が始まらないその場で決めず、ほかの見積もりと比べる
高いキャンセル料解約を申し出たら、高いキャンセル料を請求された契約の前にキャンセル料の決まりを聞き、書面で残す
追加請求作業中に予定外の料金を言われ、最後は見積もりの2倍を求められた追加料金がかかる条件を見積書に書いてもらう
残す物の処分処分しないよう頼んでいた物を処分された残す物を別の部屋に移す、印を付ける、作業に立ち会う
関連記事遺品整理の費用は何で決まるか。見積もりの見方と追加請求を防ぐ方法

契約の前に確かめること

国民生活センターも、複数の業者から見積もりを取ること、見積書をよく確かめること、残す物と処分する物を分けておくことを呼びかけています。

関連記事遺品整理業者の選び方。見積もりで確かめたい項目と許可の見方

無許可の回収と訪問買取に気をつける

環境省は、家庭のごみを仕事として集めて運ぶには、原則として市町村の許可が要るとして、許可のない回収業者に頼まないよう呼びかけています。「無料で回収」とうたっていても、あとで料金を求められることがあります。

業者が家に来て物を買い取る訪問買取には、特定商取引法の決まりがあります。消費者庁の案内によると、決まった書面を受け取ってから8日間はクーリング・オフができ、その間は物の引き渡しを断ることもできます。頼んでいないのに家に来て勧誘することも禁じられています。

関連記事遺品で売れるものの種類。買取に出す前にやってはいけないこと

家族の間で起きやすい揉めごと

トラブルは業者との間だけではありません。遺品は相続人の財産なので、一人で片付けや売却を進めると、ほかの兄弟から不満が出ることがあります。

始める前に、誰が中心になるか、形見として欲しい物、お金の分け方を話しておくと、揉めごとを減らせます。

関連記事遺品整理を自分でする手順。仕分けの順番と捨ててはいけない物

トラブルが起きたときの相談先

業者とのトラブルは、消費者ホットライン188に電話すると、近くの消費生活センターや相談窓口につながります。相談は無料ですが、通話料はかかります。

納得できない請求を受けたら、その場で払わず、見積書や契約書、やりとりの記録を残して相談しましょう。家族の間の揉めごとがまとまらないときは、弁護士への相談や家庭裁判所の調停という方法もあります。

専門家に相談したほうがよいとき
  • 業者との契約、料金、キャンセルで揉めたとき(消費者ホットライン188、消費生活センター)
  • 訪問買取で売ってしまった物を取り戻したいとき(消費者ホットライン188)
  • 兄弟の間で遺品や費用の分け方がまとまらないとき(弁護士、家庭裁判所)

よくある質問

契約したあとでも解約できますか

契約の内容によります。キャンセル料の決まりを契約書で確かめ、納得できなければ消費者ホットライン188に相談してください。

残してほしい物を処分されました

作業の記録や、残す物を伝えたやりとりを集めて、業者に説明を求めましょう。話がつかなければ消費生活センターに相談してください。

見積もりより高い金額を請求されました

追加料金の条件が書面にあったかを確かめます。納得できない請求は、その場で払わずに相談しましょう。

トラブルの少ない業者の見分け方はありますか

現地を見て内訳のある見積書を出す、追加料金とキャンセル料を説明する、処分や買取の許可について答えられる、といった点で比べると見分けやすくなります。

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