遺品整理業者の選び方。見積もりで確かめたい項目と許可の見方
遺品整理業者は数が多く、ホームページを見てもどこも「安心」「丁寧」と書いてあります。離れて暮らしていて、片付けを任せるしかない人ほど、選び方に迷います。この記事では、特定の業者をすすめるのではなく、どの業者にも同じように聞いて比べられる項目をまとめました。
- 遺品整理業者は、見積もりの中身、許可、残す物の扱い、キャンセルの決まりで比べる
- 家庭の不用品を運んで処分するには、原則として市町村の許可が要る。買い取るなら古物商の許可も
- 遺品整理士は民間の資格。持っていれば一つの目安になるが、それだけで決めない
遺品整理業者の選び方で比べたい項目
| 項目 | 確かめること |
|---|---|
| 見積もり | 現地を見て出すか。内訳が分かるか。追加料金の条件が書いてあるか |
| 許可 | ごみの回収と処分をどうするか。買取をするなら古物商の許可番号 |
| 作業の範囲 | 仕分け、運び出し、清掃、供養、家電の処分のどこまでか |
| 残す物の扱い | 探してほしい物、残す物をどう伝え、どう確かめるか |
| キャンセル | いつから、いくらかかるか |
| 連絡 | 立ち会えない場合に、作業の前後で写真などで知らせてくれるか |
大事なのは、同じ質問を複数の業者にして、答えを比べることです。答えがあいまいな業者は、それだけで比べる材料になります。
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- 見積もりに費用はかかりますか
- この金額に含まれないものは何ですか
- 当日に物が多かった場合、料金はどうなりますか
- 買い取れる物があれば、どう差し引かれますか
- キャンセル料はいつから、いくらですか
- 回収した物は、どこでどう処分しますか
その場で契約を急かされても、比べてから決めて構いません。見積書は紙かデータでもらい、家族とも共有しておきましょう。
関連記事遺品整理の費用は何で決まるか。見積もりの見方と追加請求を防ぐ方法許可の見方。ごみの回収と買取は別の許可
環境省によると、家庭から出るごみを仕事として集めて運ぶには、原則として市町村長の一般廃棄物収集運搬業の許可が要ります。許可のない回収業者に頼まないよう呼びかけています。
遺品整理業者の中には、自分では許可を持たず、許可のある業者と組んで処分しているところもあります。回収した物をどこに運び、誰が処分するのかを聞いておくと安心です。
遺品を買い取る業者は、古物商の許可を受けています。許可は都道府県の公安委員会が出し、申請の窓口は警察署です。ホームページや見積書に許可番号が書いてあるかを確かめましょう。
遺品整理士という資格の意味
遺品整理士は、民間の団体が認定している資格です。遺品整理の仕事をするのに、法律で決まった資格はありません。
資格を持つ人がいれば、遺品の扱いや決まりを学んでいる一つの目安にはなります。ただ、資格だけで良い業者かどうかは分からないので、見積もりの中身や対応で判断してください。
避けたい業者の特徴
- 現地を見ずに、安い金額だけを言い切る
- 見積書を出さない、または「一式」だけで内訳がない
- 今日決めれば安くする、と契約を急がせる
- 許可や処分の方法を聞いても答えない
- トラックで回って「無料で回収」とうたう
国民生活センターには、急かされて契約したのに作業が始まらない、残してほしい物を処分された、といった相談が寄せられています。
関連記事遺品整理のトラブル事例と防ぎ方。追加請求・キャンセル料・形見の処分業者に頼む前に家族でしておくこと
- 通帳、印鑑、権利証、保険の書類など、大事な書類を先に探す
- 形見として残す物、兄弟で分ける物を決めて、印を付けるか別の部屋に移す
- 誰が業者とやりとりするかを決める
- 費用を誰がどう払うかを話しておく
- 契約や料金で業者と揉めたとき(消費者ホットライン188、消費生活センター)
- 相続放棄を考えていて、業者に頼んでよいか分からないとき(弁護士、司法書士)
よくある質問
遺品整理業者と不用品回収業者は何が違いますか
遺品整理業者は、仕分けや残す物の確認を含めて片付けを請け負います。不用品回収業者は物を引き取るのが中心です。どちらでも、家庭のごみの回収には原則として市町村の許可が要ります。
立ち会わなくても頼めますか
鍵を預けて任せる方法もあります。その場合は、残す物の伝え方と、作業の前後の連絡方法を決めておきましょう。
口コミはどこまで信じてよいですか
参考にはなりますが、見積もりの中身や対応を自分で確かめるのが基本です。複数の業者に同じ質問をして比べてください。
遠くの業者と近くの業者、どちらがよいですか
実家の近くの業者は、現地を見に来やすく、自治体のごみの決まりにも慣れていることがあります。ただ近さだけで決めず、比べる項目で判断しましょう。
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